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Updated 2006/1/6
魔法学校を舞台に主人公ハリーの冒険と成長を描く「ハリー・ポッター」シリーズの第4作。伝説の“三大魔法学校対抗試合”が復活、陰謀により代表選手に選ばれてしまったハリーに最大の試練が訪れる、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005 アメリカ/原題:HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE)。シリーズ初のイギリス人監督マイク・ニューウェル、製作総指揮はクリス・コロンバス。出演は、ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、トム・フェルトン、スターニスラフ・イワネフスキー、ケイティ・リューング、マシュー・ルイス、ロバート・パティンソン、クレマンス・ポエジー、ロビー・コルトレーン、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボン、ブレンダン・グリーソン、ジェイソン・アイザックス、ゲイリー・オールドマン、アラン・リックマン、マギー・スミスほか。
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は、最近、悪い夢にうなされていた。見知らぬ城の奥で、誰かが話している。そしてその目が自分に向けられる…不気味な夢だった。額の傷もいつも以上に痛む。しかし、親友のロン(ルパート・グリント)の一家やハーマイオニー(エマ・ワトソン)とクィディッチ・ワールドカップを観に行くことになり、悪夢のことも忘れ、その盛大さに目を奪われ、熱狂する。ところが夜になり、突然、ヴォルデモートを支持する“死食い人”たちが襲ってきた。クィディッチ競技場の上空に不吉なサインが浮かぶ。それは、邪悪なヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の復活を告げる“闇の印”で、死食い人たちのしわざだった。死食い人が公の場に姿を見せるのは、13年前のあの晩、つまりヴォルデモートによってハリーの両親が惨殺されたあの晩以来だった。毎晩のように襲ってくる悪夢と、闇の印のことで、ハリーはダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)に相談したいと考えていた。でも、今回は何かが違う。
新学期になり、ハリー、ロン、ハーマイオニーはホグワーツ魔法魔術学校の4年生になる。新学期の初日、ダンブルドア校長は、ホグワーツの主催で、100年の封印を破り、もはや伝説となった“三大魔法学校対抗試合”をおこなうと宣言する。このトーナメントは魔術の技量を競うもので、最高のスリルと最大の危険を伴う。魔法界の名門校3校から代表選手がひとりずつ選ばれ、栄えある優勝杯を賭けて、命がけの戦いを繰り広げるのだ。
広間には、ボーバトン魔法アカデミーの上品で美しい女子生徒たちと、ダームストラング学院のたくましい男子生徒が大広間に入場してくる。ダームストラング学院の中に、ブルガリア・ナショナルチームのスター選手、ビクトール・クラム(スターニスラフ・イワネフスキー)がいた。クィディッチ・ワールドカップで、ロンが夢中になっていた選手の登場に、夢中になっていたロンまでが少し戸惑う。
この3校の中から、代表選手が3人選ばれる。基準は、17歳以上であり、魔法の木杯“炎のゴブレット”に立候補すること。
ダンブルドア校長と魔法省の役人バーティ・クラウチ(ロジャー・ロイド・パック)は粛々と選考会を進める。そして、ゴブレットが代表選手を選び出した。赤い炎と火の粉を放ちながら、まずはダームストラングのビクトール・クラムを、続いてボーバトンの美少女フラー・デラクール(クレマンス・ポエジー)を、最後にホグワーツきっての人気選手セドリック・ディゴリー(ロバート・パティソン)を選出。この3人で決定かと思われた瞬間、ゴブレットが4人目を指名した。ハリーである。
14歳のハリーは基準に達してはいないし、また、ハリーはゴブレットに自分の名を投じた覚えもなく、対抗試合に出場するつもりなどない。しかし、ゴブレットの決定は至上命令であった。決まった以上は出場しなくてはならない。
勝者だけが、歴史に名を刻み、永遠の名誉を手に入れるというその優勝杯を、誰もが手に入れたいと思っていた。そのため、基準に達していないにも関らず選ばれたハリーには、疑惑と羨望の目が向けられた。ゴシップ記者のリータ・スキーター(ミランダ・リチャードソン)はスクープ記事をでっちあげ、ハリーへのバッシングはさらに強まる。親友のロンでさえ、ハリーが名声ほしさにゴブレットに仕掛けをしたのではないかと疑っていた。ハリーは孤独だった。ハーマイオニーのやさしさだけが心強かった。
ダンブルドア校長は、ハリーを代表選手に仕立てた人物の存在、ハリーの命を狙っている存在を察知し、“闇の魔術に対する防衛術”の新任教師であるアラスター・マッド‐アイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)に監視を依頼する。
対抗試合に出される課題は3つ。ドラゴンとの対決、深い湖へのダイビング、そして“呼吸する”不気味な迷路からの脱出だ。
1つ目の課題は、ロンの助言によって、無事クリアすることができた。お互いの友情を再確認するハリーとロンだったが、2人は、その後行われる、他の2校を招待してのダンスパーティの相手探しに悩まされることとなる。ハリーはチョウ・チャン(ケイティ・ルング)を誘いたいと考えていたが、悩んでいるうちに時が経ち、勇気を出して誘ったときには彼女は違う相手に誘われていた後だった。また、ロンもハーマイオニーも、パートナー選びで、それまでに感じなかった思いを感じるのだった。
課題が進む中、セドリックとのスポーツマンシップにのっとった友情も芽生え、周囲から有効な助言を得て課題をクリアしていくハリーだが、悪夢はまだ彼を襲っていた。ダンブルドア校長を助言を求めようと思ってはみるが、自分の中にしまいこんでしまう。不吉な予感がずっとしていた。
対抗試合も最後の課題。不気味な迷路をつき進んだ4人は、その過酷な課題に対してギリギリの精神力で立ち向かっていた。そして、ハリーとセドリックが、共に優勝杯を手にしてその時、悪夢で見た光景が目の前に広がっていた…。
今回のシリーズは、R−13指定だそうです。ファンの子どもたちは、見られないということで、興行的にアリなのか?と感じたりします。小学生の親子連れは見られないわけですからね。
それはともかく、これまでのシリーズに比べると、ダークな展開がとてもよかったです。子どもたちの成長の早さにはびっくりしつつも、内容も最後までしっかり描かれていましたし、時間も長かったけど、それなりに良かったと思います。1作目を見終わった後、「なんておもしろくない映画だ」「映像も昔ながらのファンタジーで面白みがない」みたいなことを思っていた私としては、今回の4作目は、けっこう「期待してなかった割には良かったんじゃない?」と思えました。正直、「ロード・オブ・ザ・リング」(タイトルは『指輪物語』の方が断然良いと思うのですが)の方が良かったし、今年はディズニーが「ナルニア国物語」、ジブリが「ゲド戦記」をするということで、こちらも原作ファンなだけに期待大なこのファンタジー尽くしの今日この頃、予告編を見たときから「子役がもうやばいんじゃないのか?」と見る気も期待もゼロだった「ハリー・ポッター4」が、監督が変わったせいか、けっこう好印象でした。
違和感があったとすれば、ダンブルドア校長でしょうか。残念ながら、2作目までのリチャード・ハリスが亡くなったので仕方がないのですが、重厚で飄々とした感じが薄れたというか、これはこれで熱血校長で良いとは思いますが、ヒヨコの刷り込みみたいなもので、1作目の印象が強いため、どうもまだ慣れません。監督も大切ですが、役者も大切ですね、本当。
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